とりあえず。の物置。

とりあえず。の物置。

こちらは、戦国BASARAの二次創作置き場です。
大体2010年頃に描いたもので古いんですが、たま~~~に自分で見返したいなと思って。

4コマ漫画
イラスト・落書き
短編小説(pochiさん作)・・・などなど置いております。

2010/03/17

武田軍というのは


一昨日前、信玄と幸村がいつものよう屋敷内で殴り合いをしていた時の事だ。
信玄の一撃で吹っ飛んだ幸村を受け止めようと一人の新人兵士が怪我をした。
彼は知らなかった、そんな事しなくとも幸村が傷一つおわない事を。
先輩兵士は教えるのを忘れていた、アレがいつもの事だということを。



「と、いう訳でここでひとつ意識調査をしてみたいと思んだよね」

「意識調査?」

「そう、一般兵士たちが大将と旦那の殴り合いをどう思っているかって」

「佐助!アレは殴り合いではないっ!熱き魂のぶつかり合いなのだ!」

「普通の人から見たら殴り合い。巻き込まれた兵士から見たら人災」

「うぅ」

「いつも言ってるでしょ、アレやるときは周囲に気を付けろって!
 腕一本で済んだからいいものの、一歩間違えたら死んでるよ!」

「面目ないでござる・・・」

「調査の結果次第では今後屋敷内での殴り合い禁止!
 大将にもすでに了承は取ってあるからねっ!」

「そ、そんな! いや、お館様が了承しておるのだ。
 俺が否を唱えるわけにはいかない」

「そんじゃ、結果を楽しみにしていてねー♪」



佐助 武田軍名物ともいえるお館様と真田の旦那の殴り合いを貴方は
    どう思っていますか?本音で答えてください。

兵士1 お二人のアレを見ていると自分も漲ってきます!

兵士2 昔は熱血って恥ずかしいと思っていました。
     そんな過去の自分を叱ってやりたいっす。熱血最高!

兵士3 若い者に負けていられないという気になりますなあ

兵士4 夏の暑さもなんのそぉ!

兵士5 夏って言えば去年の夏に陣中で始まったアレの最中に
     幸村様の汗が飛んできたんですよ(うっとり)

兵士6 俺なんてお館様の汗だぞ!
     その時、着ていた着物はうちの家宝だ!

佐助 ・・・皆さん、本当の事を言ってもいいんですよ?

兵士7 拙者は幸村様の鉢巻の千切れた端切れを持っておるぞー!

兵士8 わしはお館様の兜の毛の抜けた物を守り袋に入れておるぞ!

兵士9 せいぜい団子の串くらいしか・・・

佐助 猛暑の中や極寒の地でアレが終わるのを待たされる事は苦痛では?

兵士10 あれは試練、お館様が我らに与えてくださる試練なのだっ!

兵士11 その試練を一つ一つ乗り越える事で我らも真の漢に近づいていくっ!

兵士12 ? 佐助殿、顔色が悪いでござるよ?

佐助 気にしないで・・・最後に先日怪我人が出た事について、どー思いますか!

兵士たち あいつ、うらやましすぎる!!!

佐助 皆さん、ご協力有難うございました!
   (どの隊に聞いても似たような答えが返ってくる。俺様、ついてけない・・・)

後日、いつものように熱き魂のぶつかり合いを行う二人を見守る佐助の懐には
退職届けが入っていたといなかったとか・・・。



<終>


*** あとがき ***

無印のEDを初めて見た時から考えていたんですよね、こんな軍だったら
面白い・・・いえ、どうしようって。
でも英雄外伝の幸村外伝をやってあながち間違っちゃいないかもと
思う今日この頃です。


2010/03/17 pochi